玉子1個のカスタードクリーム
カスタードクリームはどことなく野暮ったい。
苺が似合う真っ白な生クリームのエレガントさと比べると
心が広くて温かい感じがするのです。
優しいたまご色とぽってりした所がそんな雰囲気を醸し出しているように思えます。
小さな男の子が口の周りにクリームを付けながら・・・もしくは
大きな優しい目をしたおじさんが背中を丸めて食べるイメージとか・・・とてもピッタリ!
町の素敵なお菓子屋さんでも私はシュークリームを探してしまいます。
何層も技術が重なる職人さんならではのケーキもいいけれど
その感激は一回りしてシンプルなケーキに戻ってきています。
このクリームはレストランの修行時代のレシピがベースになっていて
コストや効率の面から考えてお菓子屋さんの様に卵黄は贅沢に使えず
全卵で仕込んでいました。
これでたくさんのデザートを作っていたのは今では懐かしい思い出です。
個人的にこの少しあっさりした感じがとても好きで
ずっーと大切にしている配合です。
作り方も食べ切りサイズの玉子1個に調整し、鍋から電子レンジに変えました。
ケーキを作るのはどうも億劫な時はクリームだけ仕込み
パンやクラッカーにのせて朝食やおやつで手軽に楽しんでいます。
【材料】
- 玉子 1個
- 砂糖 30g
- 薄力粉 15g
- 牛乳 150㏄
- バター 15g →細かく切って冷蔵庫でスタンバイ
【作り方】
①牛乳を電子レンジ(600W)で1分温める。
②耐熱ボウルに玉子と砂糖を入れよくすり混ぜて薄力粉を振るいながら加え粉っぽさがなくなるまで馴染ませる。
- ③②に①の牛乳を少しづつ加えてよく混ぜる。
- ④電子レンジ(600w)を2分30秒にセットして③を温める。30秒ごとに途中で取り出してその都度手早く混ぜる。※3回目から固まりだすので手早く滑らかなになるまで混ぜる。
- ⑤時間通り温めたらバターを加えて馴染ませる。ラップをクリームにピッタリと密着するようにかけてそのまま冷ます。冷めたら冷蔵庫で保存する。
- ⑥クリームを使う時はゴムベラ等でほぐして柔らかくする。
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- このカスタードクリームに生クリーム合わせるのがとてもおすすめです!
- 配合はカスタードクリーム:生クリームを2:1の割合を目安に混ぜます。
- 生クリームには8~10%の砂糖を入れて10分立てに泡立てます。
- ボソッとなる一歩手前位までしっかり泡立てて大丈夫です!
- ほぐして柔らかくしたカスタードクリームに10分立て生クリームを加えます。
- 完全に混ぜず、少しまだらにカスタードクリームが残ってるくらいが美味しいです。
- 私は料理で半量程生クリームが残った時などに泡立ててこのカスタードクリームと合わせてしまいます。厳密な2:1の配合にならない時もありますが、その時々でカスタードが多かったり、生クリームが多かったりするのですがそれはそれで味わっています。
- こんな風にフルーツサンドにするのが大好きです!
2017.02.03