レシピ
おいなりさん

 

普段料理をする時は食べたいが先で作っている場合が多いのですが、

時々逆転現象が起こる時があります。

作っている時の作業工程がたまらなく好きで作りたい気持ちから始まって

作れば作るだけ味が良くなる様な

数をこなせばこなす程、美味しいものが作れる様な

そんな気にさせてくれるおいなりさん。

 

実家のおいなりさんはこれでもかって程ご飯をつめた太ったいなりでした。

私は兄2人の3人兄妹なのですが、今思えば育ち盛りの子供達をいなり寿司だけで

お腹いっぱいにさせる母の作戦だったのではないかと思います。(笑)

手間ですがそれでも時々作ってくれてたなぁと思う懐かしの味。

 

大人になっておいなりさんはちょこっと食べだい!

色んなおかずと合わせてつまみたいと思うようになりました。

お蕎麦にちょこっとついているおいなりさんの上品さに

(また、それがとても嬉しい!)

本来おいなりさんてこーゆー立ち位置が相応しいと個人的には思います。

(サブだけどあるとみんな喜ぶみたいな!)

そしてご飯よりも甘辛く煮含めた油揚げが主役と思うのです。

ご飯少な目から更に最近はひと口いなりになっている我が家のおいなりさん事情です。

 

【材料】ひと口いなりなら20個分 普通サイズなら10個分

油揚げ 5枚

A出汁 300㏄(酒150㏄+水150㏄でも可)

 醤油 50㏄(薄口の場合は気持ち控えめにする)

 ザラメ又は砂糖 40g

 

―酢飯―作りやすい分量

炊き立てのご飯(昆布を入れて炊く) 2合分

B酢 大さじ3

 砂糖 大さじ1と1/2

 塩 小さじ1

☆下準備

・油揚げはサッと下茹で又は熱湯をまわしかけて油抜きし、水気をよく切っておく。

【作り方】

①油揚げは半分に切る。

②Aを鍋に入れて煮立て①を入れて煮汁が1/3量になるまで煮る。火を止めて冷まし、味を煮含める。※保存容器に入れ一晩寝かすとより一層美味しいくなる。

③Bをよく混ぜ合わせ、ご飯に回しかけ、切る様に混ぜて酢飯にする。

④②の油揚げ(一口いなりにするときは更に縦半分に切る)の余分な汁気を絞って(と言っても水分を20%位残す気持ちで絞り過ぎない!)酢飯を詰める。

上白糖でもいいのですが、

一味違う気がしてザラメに

こだわっています。

おいなりさんか甘い玉子焼き位しか出番がないけれど。

揚げを煮る時は醤油は薄口でも濃い口でもお好みで!

薄口の方はしっかり味でシャープな味わい。

濃い口はこっくりした甘味を感じます。

私はどちらも好きでその時の気分で変えて作ります。

おいなりさんは断然時間が経っ方が美味しいので出来れば3~4時位前に作り置いておくてといいと思います!

油揚げの大きさによっても違うのですが

時々酢飯が残る時があってそんな時は一本だけ巻きずしに!漬物やキュウリなどその時ある物をキュキュッと。

これはこれで残りご飯で嬉しい一本です!

揚げを煮て残った煮汁で肉じゃがにするのが我が家の定番です。油揚げのコクが移って一味も二味も違うのです。それはそれは理想の肉じゃが!煮汁だけでは薄いので醤油と砂糖を目分量で足して調節してください。二日目、三日目がことのほか美味しいです。

 

 

 

 

 

 

 


2017.08.01
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