寒くなったら必ず食べたいもののひとつとして上がるおでんですが、
おかずになるか否かで論争が巻き起こる食べ物でもあります。
私自身は小学生だった頃、おでん=別に~な食べ物 で
どちらかというとおかずにするのはしんどい派でありました。
思えば実家のおでんはつみれ、こんにゃく、はんぺん、ちくわぶが必ずあって
どれもくにゅくにゅ!
不意打ちの様に襲ってくる咀嚼力が求められるしんどいメニューだった気がします。
大人になって咀嚼力がついたせいなのか、
酒飲みになったからか
本格おでんを食べたせいなのか
コンビニのおでんの品質が上がったせいなのか
要因は色々とありそうですが
おでん=結構好きな食べ物
になってきました。
しかしながら自分で作ってみるとおでんとは中々悩ましい。
お店のおでんは味わい深いのに何だか上手く出来ない。
コンビニにさえも負けている気がする・・・と
はじめのころこそ今ひとつ。
美味しい物のはずなのに・・・作り手の私のせいなのか
あーでもないこーでもないの引いたり足したりを繰り返し、
不遇な時を経てここ最近、やっと納得の味。
『我が家のおでん最高‼』とまでなったのです。
そしておでんは超ぉ~おかずなる食べ物でもあります。
おでんがおかずにならないっつ~のは具による!
たどり着いた答えは おでん=ご飯にも合うご馳走なのでした。
おかずにならない派の人たちに
牛スジをのっけて是非!食べて頂きたい!
要はやはり出汁!
牛スジがマストアイテムです。
それさえあれば具はお好みでいいかと思います。
しかし我が家は練り物はどんどん淘汰され
(何度もおでんオーディションを繰り返して)
紀文の揚げボール指名買いの
1種類のみになりました。(笑)
【材料】約28㎝位の大鍋 1台分
―おでん出汁―
水 2ℓ
酒 1カップ
薄口醤油 90㏄
みりん 90㏄
顆粒鶏ガラスープの素 大さじ2と1/2
砂糖 大さじ1強
塩 小さじ1/4
昆布 1枚(10㎝位の長さ)
【作り方】
①大鍋に水と昆布を入れ30分程置いておく。
②残りの材料を加える。
③お好みのおでんの具を入れて火にかける。牛スジや大根に柔らかく火が通るまで煮込む。
(2~3時間程火を加減しながら着けたり、消したりするといい。)
途中出汁の煮詰まり方を見て味が薄い様なら塩で整える。
※出汁があふれそうな時は出汁を少し控え目に入れ煮詰まった時の継ぎ足し用に使う。
- 【我が家のおでんの具】
- 大根 1/2本
- たまご 4個
- いなり用油揚げ 5枚分(袋状で10枚)
- 切り餅 5個
- かんぴょう 120㎝位1本 (あら塩でもんで水洗いしておく)
- 牛スジ 500g
- 小結こんにゃく 12個
- 揚げボール 1袋
【具の下ごしらえ】
①大根の皮をむいて4等分の輪切りにして面取りする。あればお米のとぎ汁(又は水)で10~15分下茹でする。水にあげて洗っておく。残りの湯にたまごを沈めて10分茹でる。冷水に取って殻をむいておく。
②お湯を沸かし揚げボールを湯通しする。残りの湯で油揚げを茹で油抜きする。ザルに上げ粗熱を取り、水をよく絞る。
③油揚げと餅を半分に切る。油揚げを開いて餅を入れ10等分に紐状にしたかんぴょうで縛って巾着にする。
④牛筋は食べやすい大きさに切り、竹串に刺しておく。
⑤下ごしらえした具をおでん出汁の鍋に入れ煮込む。