♪これっくらいのお弁当箱におにぎりおにぎりちょいとつめて
お馴染みの歌ですが、最後、『筋の通ったふ~き♪』と聞くと
春先のお弁当なのかな?と思うわけですが、子供の弁当にふきって・・・
そうなるとこれは大人の弁当の歌なのか?
古き良き昭和ならふきなんて当たり前の惣菜だったのかも?
なんとなくこのふきというおかずに違和感を感じつつ、
然れども物凄いひと手間感を演出していて
お母さん、超ぉ頑張ったからねっ!ねっ!ねっ!と聞こえなくもないけどまさかね。
『にんじんさん、ごぼうさん、穴の開いたれんこんさん』ここまではスッとはいるけど
『筋の通ったふ~き♪』でなぜ?と毎回なるんですけど。
想像するにきっとこれは前日に作った筑前煮のようなもので
たまたまそこにあったふきをお母さんがぶっこんだのではないかと思うのです。
え~いふきも入れちゃえ~みたいな。
そしたら朝、詰めるだけの弁当でちっとも大変じゃなさそうだな オイ!
と、納得したのでした。
子供頃はこのふきのどこが旨いんじゃって思ってたけど
大人になると春先にやっぱり食べたいほろ苦が妙にくせになる野菜です。
ビールと一緒ね。
ふきとふきのとうならふきのとうの方がより苦いけど、
苦さの風味は一緒だなぁ~と思ってたら同じ植物だと最近、知ったのでした。(笑)
そんなふきをおにぎりにしました。
春らしい薄緑色でシャリシャリとした歯触りがとてもいい!
シンプルに素材そのものを存分に味わえます。
【材料】
- ふきの塩水漬け 適量 ※下参照
- ごはん 適量
- 木の芽 あればお好みで適量
- 【作り方】
- ふきの塩水漬けの水気をよく切って粗みじん切りにする。木の芽もみじん切りにする。
- 温かいごはんにふきと木の芽を混ぜて手水を付けながらおにぎりする。
- ふきにしっかり下味ついていればふきの塩分だけで十分美味しい。
- 下味が薄い様なら塩を振って調整するといい。
こちらもお薦め‼
やっぱりふきって味噌と相性抜群なのです。
ひと手間だけど、味噌にぎりにするとおもてなしにピッタリでお子さんも食べやすくなります。
(ふきの味噌にぎりの作り方)
ふきのおにぎりをオーブンシート敷いた鉄板に並べ、薄く味噌をぬりつける。次にごま油も薄くぬりつける。温めたトースターに入れ味噌が乾く位に焼けたら出来上がり。
- ※ふきの塩水漬け
- ふきは茹でやすい大きさに切り、塩をまぶして板ずりする。たっぷりのお湯で好みの固さに茹でる。(2~3分位が目安)冷水にとって色止めし、周りの筋をひく。なめてほんのりしょっぱい位の塩水にふきを浸し程よい大きさに切っただし昆布を入れ冷蔵庫で保存する。
- (4~5日を目安に使い切る)
半量は煮物にしました‼
晩酌のあてにピッタリです。
―ふきのピリ辛こんにゃく煮―
【材料】 ( )下処理
ふきの塩水漬け 1本分 (食べやすい大きさに切る)
こんにゃく 1袋 (スプーンで契って軽く下茹でする)
揚げボール 1袋 (熱湯回しかけて油抜きする)
出汁 適量
A薄口醤油 大さじ1
Aみりん 大さじ2
A砂糖 小さじ1/2
A鷹の爪輪切り 5,6個
【作り方】
鍋に下処理したふき、こんにゃく、揚げボールを入れ、出汁をひたひたに注ぐ。
Aを入れて中火で途中返しながら、(味が薄い様なら醤油を足して調整するといい)煮汁が少なくなるまで煮る。辛いのが好きな方はさらに七味を振ってどうぞ。